織物「米沢織」置賜地域米沢市
米沢織の着物の写真
歴史と概要
日本有数の絹織物産地は、時代を経て
和装・洋装の総合織物産地へ
米沢織は、米沢藩第9代藩主上杉鷹山の国おこし策のひとつだった青苧(あおそ)の縮織(ちぢみおり)から始まりました。その後、領内で養蚕から織までを行う絹織物産地に転換。紅花や紫紺(しこん)などの植物染料を使った、やわらかな風合いの先染織物が確立し、江戸後期には全国に知られる一大絹織物産地となりました。明治以降は時代の移り代わりとともにレーヨンなどの化学繊維品も発達し、現在は呉服、服地の総合的な織物産地となっています。

米沢織の反物の写真
技法と特色
伝統的な草木染による手織紬は
「置賜紬」として国の伝統的工芸品に指定

米沢繊維協議会加盟数は55社。作業工程ごとに分業体制で行っています。また、いち早く婦人服地の分野で技術開発をしてきた米沢織は、イタリアのコモに匹敵する世界一の織技術をもち、袴地の生産高も日本一。その一方で、伝統的な草木染による手織技術は、染織作家たちによって大切に継承され、「置賜(おいたま)紬」として国の伝統的工芸品指定を受けています。
※「置賜紬」については特集をご覧ください


主な製品
●草木染紬 ●袴地 ●衣類物
帽子の写真 草木染め紬ストールの写真 草木染め紬ネクタイの写真 ハンカチの写真

お問い合わせ先

米沢繊維協議会
〒992-0039 米沢市門東町1-1-87
電話:0238-23-3525 FAX:0238-23-7229
http://www.yoneori.com/
 
動画で紹介 (置賜総合支庁地域産業経済課 制作)