山形の特産品を使った漆器づくり
その歴史は300年以上前から
その歴史は300年以上前から
300年以上前から漆器が作られてきたという山形。漆器づくりの作業は、板物木地職、塗職、加飾、販売と分業で行われ、大正期には職人町に数十人の漆工がいたといいます。技法的には、刷毛ムラを残さず、漆の光沢をみせる「花塗り」が発展しましたが、現在、山形で漆器づくりを続ける唯一の老舗「本家長門(ながと)屋」では、独自の「権之助(ごんのすけ)塗」を行っています。
昔ながらの塗りの技術と
現代的な性能を合わせもつ「権之助塗」
現代的な性能を合わせもつ「権之助塗」
権之助塗は、山形漆器の再興を願った先代と現13代の山口権之助氏が試作をくり返しながら考案した技法で、木地に紅花模様の手彫りを施し、本漆で下地塗りから上塗りまでを行い、さらにベンガラの顔料を蒔く「朱蒔(しゅまき)法」を重ねて仕上げます。この独自の技法によって権之助塗は、丈夫で扱いやすい民芸調漆器として親しまれています。
●丸盆 ●菓子器 ●菓子皿 ●茶托
本家長門屋
〒990-0031 山形市十日町3-6-39
電話:023-622-3566 FAX:023-622-3567
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