漆器「江口漆器工芸」置賜地域長井市
江口漆器工芸「茶器」の写真
歴史と概要
自然に負荷をかけない漆に学んだ
こだわりの漆器づくり
江口漆器工芸5代目の江口忠博氏は、
昭和57年(1982)年に家業を継ぎ、漆の世界へ。里山・伊佐沢(いさざわ)に工房を移し、独学独習で自らの呼吸リズムに合った手仕事にこだわり、環境にやさしい漆器づくりに取り組んでいます。創作漆器をはじめ、漆器・調度品の修理から建物の漆塗装まで、漆技全般を手がけ、国内はもちろんドイツでも個展を開くなど、多彩な活動も注目されています。

夫婦茶碗の写真
技法と特色
生活工芸の基本は使いやすさ
細部にこだわり、ていねいさを追求
先代からの教えもあり、石油化学製品はもとより、化学系の材料を一切排除して天然の素材を使って製作しています。漆は昔から高級品で、今も化学塗料よりはるかに高価ですが、江口氏は美術品ではなく、生活工芸のスタンスで製作。箸や椀ひとつにも、人のサイズや男女の手のひらに添う形を追求しています。素材の主張を尊重した、シンプルで使いやすい漆器です。

主な製品
●淵布溜塗鉢(ふちぬのためぬりばち) ●布摺椿皿(ぬのずりつばきざら) ●ペンダント ●酒器
「ふちぬのためぬりばち、直径30.5センチ高さ8センチ」の写真 「ぬのずりつばきざら、直径24.5センチ高さ4センチ」の写真 ペンダント、直径6センチ幅3センチの写真 酒器、直径6センチ高さ4.2センチの写真

お問い合わせ先

江口漆器工芸
〒993-0021 長井市上伊佐沢3158-1
電話&FAX:0238-88-3451
 
動画で紹介 (置賜総合支庁産業経済企画課 制作)