織物の一大産地で生まれた
衣裳箪笥、階段箪笥、米沢唐戸
衣裳箪笥、階段箪笥、米沢唐戸
江戸後期に日本各地に広まった箪笥は、明治以降、各地で盛んに作られるようになり、地方色ある箪笥も誕生しました。米沢箪笥もそのひとつ。一番多い形は上下に分かれる「衣裳箪笥」で、米沢が織物の一大産地であることが背景にあると思われます。他にも“幸せを呼ぶ箪笥”と重宝されてきた朱漆塗の「階段箪笥」や、「米沢唐戸(からと)」と呼ばれる珍しい車輪付き箪笥もあります。
写真提供/永井家具店
原木選びから製造、仕上げまで
伝統的な技術にこだわった職人仕事
伝統的な技術にこだわった職人仕事
現在、米沢箪笥の製造元は大正2年創業の永井家具店のみです。厳選したケヤキや桐などを原木で購入し、十分に乾燥させた製材で製造。漆を塗り、金具を取り付けて仕上げます。また、同店では米沢箪笥の他にも、黒柿の無垢材を使った和茶箪笥など、さまざまな家具を製造。一貫して無垢材と手づくりにこだわっています。
●米沢唐戸 ●階段箪笥 ●衣裳箪笥 ●水屋箪笥 ●和茶箪笥 ●無垢の木テーブル・椅子
写真提供/永井家具店
永井家具店
〒992-0052 米沢市丸の内2-2-47
電話:0238-24-1777 FAX:0238-24-5120
電話:0238-24-1777 FAX:0238-24-5120
動画で紹介 (置賜総合支庁産業経済企画課 制作)