木工品「つる細工」置賜地域小国町
つる細工「手さげカゴ、小物」の写真
歴史と概要
白い森・小国で静かに営まれてきた
暮らしに欠かせない生活用具
朝日連峰と飯豊連峰の山並みに包まれた小国町は、町の9割が森林に覆われた森の町です。自然と共存する生活文化も古くから営まれ、野生のアケビのつるや山ブドウの樹皮で編むつる細工は、生活に欠かせない冬の仕事として継承されてきました。近年は町の代表的な民芸品のひとつとして大切に継承しようと、町と作り手が一体となって技術力研鑽と伝承に力を注いでいます。

つる細工カバンの写真
技法と特色
町内外の人が集う「つる細工講習会」は
昭和58(1983)年から続く町の伝統行事
材料は、近隣に自生するアケビのつるや、マタタビ、ブドウ・クルミの樹皮などで、適切な時期に材料を採取したら、乾燥、水に浸すなどの作業を経て編みます。町では毎年1月、観光協会が主催となり「つる工芸の会」の協力を得て「つる細工講習会」を開催。町内外の参加者がつる細工を学ぶと同時に、冬の小国町での2泊3日の親睦を深めています。

主な製品
●クルミ製品 ●山ブドウ製品 ●アケビ製品 ●マタタビ製品
クルミ製品の写真 山ブドウ製品の写真 アケビ製品の写真 マタタビ製品の写真

お問い合わせ先

 
小国町観光協会
〒999-1355 西置賜郡小国町大字西23
電話:0238-62-5130
https://www.ogunikankou.jp/crafts/
 
動画で紹介 (置賜総合支庁産業経済企画課 制作)