庄内藩での磯釣り奨励とともに
発展した、庄内浜の和竿
発展した、庄内浜の和竿
庄内浜での磯釣りは、200年以上前、心身を鍛える武芸として庄内藩主の酒井公が奨励したことから盛んになりました。藩士たちは、庄内地方に自生する苦竹を使った一本竿を自分で作り、クロダイ釣りを競い合ったといいます。時代を経るうちに、竿づくりに秀でた職人が現れ、名竿が誕生。 車社会となった現代は、昭和の名人・山内善作(やまのうちぜんさく)が完成した、運びやすさを考慮した「螺旋継ぎ竿(らせんつぎざお)」が主流となりました。
一本の自然の竹を、数年かけて
真っ直ぐに“のして”仕上げる芸術品
真っ直ぐに“のして”仕上げる芸術品
現在、庄内地方で唯一、製造と販売を続けているトキワ釣具店では、遊佐方面で採取する厳選した苦竹を4~5年間陰干しし、さらに竹の曲がり癖を矯正する“のし”作業を3~4年かけ、「螺旋継ぎ竿」を作っています。竹そのものを竿とし、蝋で仕上げる和竿は全国的にもめずらしく、そのしなり具合や釣った時の独特な感触が、愛好家を魅了しています。
●庄内竿(長さ1m80cm~4m50cm) ●玉網 ●魚籠
トキワ釣具店
〒997-0832 鶴岡市青柳町37-16
電話:0235-25-1122
携帯:090-5833-5781
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