950年もの歴史の中で育まれた
山形の鋳物づくり
山形の鋳物づくり
平安後期、戦を治める軍に同行して山形にきた鋳物職人が、近くを流れる馬見ヶ崎(まみがさき)川の砂が鋳物づくりに適することを発見し、留まったことが始まりと伝えられています。江戸初頭には、山形城主の最上義光(よしあき)が銅町を整備して職人を優遇。出羽三山参りが流行すると、神仏具や日用品がお土産として全国に出回るようになりました。その後、技術の発達に伴い、梵鐘(ぼんしょう)や鉄瓶、茶の湯窯なども作られるようになり、幅広い鋳物産地へと成長していきます。
「薄手で繊細、美しい肌」と全国で
いちはやく指定を受けた国の伝統的工芸品
いちはやく指定を受けた国の伝統的工芸品
山形鋳物の伝統的な技術は、砂鋳型(すないがた)の作り方「型挽き」や、砂鋳型にヘラで紋様を作る「紋様押し」、細やかな肌をつける「肌打(はだうち)」など。非常に古くからの技法のため手間と高度な技術が必要とされますが、これが山形鋳物の「薄手で繊細、美しい肌」という最大の魅力を創りあげています。また近年は、伝統を受け継ぐ現代の鋳造家たちによって、デザイン性に富む工芸品も数多く展開されています。
●茶の湯釜 ●香器 ●花器 ●鉄瓶
山形鋳物伝統工芸組合事務局(長文堂)
〒990-2351 山形市鋳物町22
電話&FAX:023-643-7141
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山形鋳物工業団地協同組合
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電話:023-643-6031 FAX:023-643-6030
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山形鋳物工芸協会
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電話:023-625-4485 FAX:023-642-4101
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