山形城下の鍛治町で発展
鋸を仕事で扱う職人たちの間で評判に
鋸を仕事で扱う職人たちの間で評判に
山形鋸は、打刃物と同じ、最上氏始祖の斯波兼頼(しばかねより)が山形に入部した南北朝時代、鍛冶師たちが一緒に来たことで始まりました。江戸時代になると、山形城下の鍛治町で打刃物とともに発展。切れ味のよさや使いやすさから、仕事道具として扱う職人たちの間で評判になりました。その後、山形鋸組合を発足し、全盛期には16軒が製造。現在は1軒のみとなっています。
一つひとつ手作業で仕上げる鋸は
切れ味と堅牢さが抜群
切れ味と堅牢さが抜群
山形鋸の特徴は、一本一本をすべて手作業で作ること。鉄と鋼を叩いて鍛える打刃物の鍛造技術はもちろんのこと、鋸の決め手となる「歪み取り」や刃の「目立て」も、熟練職人が丹念に仕上げています。そのため完成品は、切れ味と堅牢さが抜群で、職人によるメンテナンスもきめ細やかに対応しているため、長く愛用できる逸品です。
●剪定鋸 ●山鋸 ●大工鋸
中屋太次郎鋸店
〒990-0057 山形市宮町5-10-22
電話:023-622-4307
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