人形「銀山こけし」村山地域尾花沢市
銀山こけしの写真
歴史と概要
愛らしい瞳とおかっぱ頭の色白娘は
海外の湯治客からも人気の的
かつての大銀山に由来する銀山温泉は江戸時代中頃に開湯。 その地名を冠した銀山こけしは、 大正14(1915)年、県から派遣された木地職人が当地に技術を伝授、玩具として作られるようになりました。当時、鳴子のこけし職人と交流があったことから、頭の形と胴のくびれが鳴子系で、大きな目と黒髪のおかっぱ頭が際立った特徴です。現在、唯一の作り手である伊豆家は3代目。一子相伝により「伊豆こけし」とも呼ばれています。

2体こけし
技法と特色
子の成長を願う親の心と
伝統から生まれたオリジナリティ
伊豆こけしで有名なのが、赤ちゃんと同じ体重・身長で作る「誕生こけし」と、ドラマに登場した「おしんこけし」。誕生こけしは原木で30cm以上を要し、重量があり硬質で、木肌の白いイタヤカエデが最適とのこと。また、縁起のいい「槐(えんじゅ)」の木を用いた製品も製作、使い込むほどに風合いを増す光沢が魅力です。なお、工芸館ではこけしの絵付け体験も実施しています。

主な製品
●こけし ●電池変換こけし ●打出のこづち ●茶筒、なつめ ●一輪挿し
こけしの写真 電池変換こけし 打出のこづちの写真 茶筒の写真 一輪挿しの写真

お問い合わせ先

伊豆こけし工房 本店(銀山温泉街)
〒999-4333 尾花沢市銀山温泉
電話:0237-28-2161 FAX:0237-28-2575
伊豆こけし工房 工芸館(銀山温泉入口)
電話:0237-28-2377 FAX:0237-28-2408