偶然発見された凧の下絵をきっかけに
発足した酒田凧保存会
発足した酒田凧保存会
酒田の凧づくりは昔、左官職人らによって冬の手仕事として作られたのが始まりで、凧絵は北前船で大阪から運ばれてきたと推定されています。
昭和50(1975)年頃に市内の旧家から「万延元年」(1860)と「慶応二年」(1866)の記載のある凧の下絵が発見され、それからほどなく酒田凧保存会が結成されました。現在も同会(現会長は5代目)が酒田凧の製作や伝承、普及に努めています。
昭和50(1975)年頃に市内の旧家から「万延元年」(1860)と「慶応二年」(1866)の記載のある凧の下絵が発見され、それからほどなく酒田凧保存会が結成されました。現在も同会(現会長は5代目)が酒田凧の製作や伝承、普及に努めています。
大胆な絵柄にカラフルな色使い
亀や武者の全身像が目を引く酒田凧
亀や武者の全身像が目を引く酒田凧
酒田は風が強い地域のため、作りを丈夫に、また風の弱い日でもよく揚がるように工夫されています。色付けした和紙に、削った竹を1本ずつ組み込んで枠を形づくり完成させます。下絵の種類は100種ほどで、亀凧が珍重されているのは、酒田の城が亀ヶ崎城だったことに由来します。人(ひと)凧・だるま凧・カスベ凧などがありますが、なかでも人凧は全身像を描く珍しい凧です。
●武者凧 佐々木高綱 ●亀凧 ●人凧
酒田凧保存会(松田正美)
〒998-0856 酒田市東栄町6-20
電話&FAX: 0234-23-0868
電話&FAX: 0234-23-0868