その他工芸品「天童将棋駒」
将棋イメージ写真
歴史と概要
旧藩士の内職を起源とする将棋駒
その後、天童は日本一の産地に発展
天童の将棋駒づくりは、将棋が庶民の間に定着した江戸後期に始まりました。天童織田藩が財政立て直し策のひとつとして、藩士に「書き駒」づくりを奨励したのです。明治期に入ると、旧藩士が駒木地づくりと漆字の書き手に分かれて、分業生産を開始。木地の機械化によって大量生産が進んだ大正期からは、「押し駒」も導入され、日本一の大衆駒産地となりました。現在も将棋駒の生産は全国の大部分を占めています。

人間将棋の様子(写真提供、山形県将棋駒協同組合)
技法と特色
「将棋駒のまち天童」の名工が手がける名駒は
国の伝統的工芸品に指定
現在は機械による「彫り駒」が主流ですが、名工の手技による「書き駒」「彫り駒」「彫り埋め駒」「盛り上げ駒」は、その工芸的価値の高さから、国の伝統的工芸品の指定を受けています。また天童市では、将棋文化の継承と普及を目的に、「人間将棋」などの将棋イベントを毎年開催。職人を育てる後継者育成講座なども開催しながら、「将棋駒のまち天童」の発展に力を注いでいます。

主な製品
●押し駒 ●書き駒 ●彫り駒 ●彫り埋め駒 ●盛り上げ駒
書き駒の写真 彫り駒の写真 盛り上げ駒の写真

問い合わせ先

山形県将棋駒協同組合事務局(天童商工会議所内)
〒994-0013 天童市老野森1-3-28
電話:023-654-3511 FAX:023-654-7481
http://www.tendocci.com/koma/
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