手織緞通の写真

技が描く、山形緞通の精華
手織緞通(ておりだんつう)の産地は日本各地に点在しています。それらは江戸時代に中東から文化が伝播したものですが、オリエンタルカーペットが開発した「山形緞通」は中国の技術者による直伝で独自的に発展してきました。糸をひと目ずつ織る手織緞通の製品は、熟練の職人の技術とノウハウがあっても1日に数cmしか織り上げることができない根気の作業。高い技術を有するため、大判サイズが作れるのは国内でも有数といわれています。
topi14-ph5.jpgtopi14-ph6.jpgtopi14-ph7.jpg

同系色の糸見本写真

日本の四季彩を表現するアート
オリエンタルカーペット製品の絶妙な配色と風合いは、長い歴史の中で築き上げられました。現在、社内にある毛糸のカラーデータは1万種以上。同じ色調だけでなく、さまざまな色を組み合わせて複雑な色を出すなど多彩な表現を可能にしています。そこに織画の「ぼかし」の精緻な技術が加わって、自由なグラフィックアートの世界が創り出されているのです。

同系色の糸見本。微妙なグラデーションとぼかしの技術などを用いて、細やかで自然な表現を可能にしています。