材料の生産地から養蚕、絹織物づくりへ
白鷹紬ならではの染織の世界を確立
白鷹紬ならではの染織の世界を確立
白鷹紬は、長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、自給自足の絹織物産地に変えたことで始まりました。明治中期からは長井と同様、白鷹でも「米琉絣(よねりゅうかすり)」が織られていましたが、明治後半に栃木県足利の技術者から学んだ「板締(いたじ)め」を導入し、緻密な絣(かすり)文様を実現。白鷹紬ならではの染織の世界を創りました。現在も、板締め染による絣やお召(めし)を製作しています。
代表的な白鷹紬は、板締絣染による
「白たかお召」と「白鷹板締小絣」
「白たかお召」と「白鷹板締小絣」
白鷹町に2軒ある織物工房のうち1軒の小松織物工房では、主に「白たかお召」と「白鷹板締小絣」を作っています。全国でここだけとなった板締め染技法によって作られる絣は、文様や皺(しぼ)に独特の風合いや特徴があり、その工芸的価値の高さから、昭和51(1976)年に「置賜紬(おいたまつむぎ)」として国の伝統的工芸品指定を、平成19年には県の無形文化財指定を受けました。
※「置賜紬」については特集をご覧ください。
※「置賜紬」については特集をご覧ください。
●白たかお召 ●紅花染 ●米琉板締小絣
本場米琉織物工業協同組合(小松織物工房)
〒992-0821 西置賜郡白鷹町大字十王2200
電話&FAX:0238-85-2032
電話&FAX:0238-85-2032
動画で紹介 (置賜総合支庁産業経済企画課 制作)