織物「絨毯」村山地域山辺町
手織り絨毯の写真
歴史と概要
唯一無二の技術と品質で美を紡ぎ
東洋から世界に向けて発信
町を流れる須川がかつて強い酸性水であったことから、江戸時代から繊維・織物の技術が発達してきた山辺町。絨毯づくりは、昭和10(1935)年、中国から7名の緞通(だんつう)技術者を招いて製造技術が導入されたことに始まり、昭和21(1946)年にオリエンタルカーペット株式会社が設立、下請会社で組織する組合によって産地が形成されました。当初は対米輸出を主としバチカン宮殿などへも納入、後に国内向けにシフトしてからも、その高い品質から主要公的機関をはじめ多数の施設で利用されています。

手刺絨毯の写真
技法と特色

糸づくりから仕上げまで
一貫生産が叶える高品質仕様

作業工程の中で、特筆すべきは「マーセライズ」(化学洗濯艶出し)という加工技術。これは、織り上がった製品を薬液に浸け、機械で磨き、絹のようになめらかに仕上げるというもの。この作業を行うには、原料が良く、染色に優れたものでないと耐えられないため、日本ではここ1社だけが施せる技術です。

主な製品
●手織緞通 ●手刺緞通 ●タピストリー ●織画
写真提供4点/オリエンタルカーペット
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問い合わせ先

オリエンタルカーペット
〒990-0301 東村山郡山辺町大字山辺21
電話:023-664-5811(代表) FAX:023-665-7513
トピックス
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