東南アジアの籐と日本の職人技が
結びついて生まれた、近代の家具工芸
結びついて生まれた、近代の家具工芸
日本における最古の籐工芸は千年以上前といわれますが、生活用品として私たちの暮らしに普及したのは明治期に入ってから。東南アジア産の籐が手に入りやすくなったこと、中国から籐家具の製造技術がもたらされたこと、西洋椅子の文化が広まったことで、籐椅子づくりなどが盛んに行われるようになりました。山形での籐工芸は、明治40(1907)年創業のツルヤ商店が伝統的なつる細工技術を活かした籐工芸を作っています。
曲げ、編み、巻き
昔ながらの技法で作る「籐源郷」シリーズ
昔ながらの技法で作る「籐源郷」シリーズ
籐は東南アジアに生息するヤシ科の植物で、軽く、堅牢で、弾力に富むという特徴を持ちます。ツルヤ商店では、千葉の職人による上質な手挽き皮籐を使用し、曲げ、編み、巻きなど、山形に伝わる昔ながらのつる細工技術を取り入れつつ、現代の暮らしに合わせて改良した籐工芸品「籐源郷(とうげんきょう)」シリーズなどを展開しています。
●チェアー ●正座いす(ワイド・大・小) ●つかまりスタンド
ツルヤ商店