日本特有の気候風土に調和した建具
山形には多くの職人が携わってきた
山形には多くの職人が携わってきた
山形建具の歴史は古く、明治から昭和にかけて、山形建具業組合をはじめ、県内各地にさまざまな組合が設立されてきました。襖、障子、引き戸、欄間など、機能的で美しい意匠を凝らした木製建具は、山形の気候風土や生活様式によく合い、日本家屋を優美に引き立てるものとして発展。伝統的な建具の産地として今日に至っています。
住宅の洋風化で需要が減少するなか
新しいデザインや、匠の技が注目されている
新しいデザインや、匠の技が注目されている
昨今の住宅環境の変化は、建具の世界にも大きな影響を与えています。近代建築に調和するデザインが工夫され、多様化する生活スタイルに合わせた作品も数多く作られるようになりました。機械化が進み、輸入木材も増えましたが、杉やヒノキ、ほうの木などを使い、カンナによる手技で仕上げていくという伝統的手法は今も変わらず受け継がれています。国産の木、それも東北産のものは木肌の締りがよく、上質の素材であるといわれています。
●障子 ●茶舟(ちゃふね) ●直江兼続衝立 (なおえかねつぐついたて) ●短冊掛け
写真提供/山川建具店
山形建具協同組合(柳屋建具製作所)
〒990-2444 山形市南四番町2-26
電話:023-622-4153 FAX:023-664-0331
電話:023-622-4153 FAX:023-664-0331
山形市伝統建具工芸協同組合(石山大原建具製作所)
〒990-2211 山形市大字十文字大原2121-3
電話:023-686-2395 FAX:023-686-2780
電話:023-686-2395 FAX:023-686-2780